リングゲームは、チップが現金と同じ価値の卓です。トーナメントは、参加費と引き換えにチップを受け取り、一人になるまで打ち続ける競技です。
ルールのホールデムは同じでも、チップの意味が違います。ここを取り違えると、勝っているつもりで損をします!
何が違うか
| リングゲーム | トーナメント | |
|---|---|---|
| チップ | 現金と同じ | 参加費と交換した競技用。途中換金できない |
| ブラインド | 一定 | 時間が経つと上がる |
| 離脱 | いつでも席を立てる | チップがゼロになるか、優勝するまで続く |
| 補充 | バイインの範囲で買い足せる | リバイ期間以外は買い足せない |
| 目的 | 1チップでも多く残す | 賞金圏に入り、最終的に一人になる |


↑ 手札は同じ2枚。違うのはチップの意味です
リングでは100のチップは100の価値です。トーナメントの100は、残り人数と賞金テーブルで価値が変わります。その換算がICMです。
リングゲーム
キャッシュゲームとも呼びます。好きなときに座り、好きなときに立てます。負けた分はテーブルに残し、勝った分は持って帰れます。
ブラインドが固定なので、深いスタックで長く打てます。セットを待つ、薄いバリューを取る、といったプレイが生きます。レーキ(手数料)が毎回引かれるので、小さなポットを拾い続けるだけでは残りません。レーキの仕組みはレーキです。
日本のアミューズメントでは、チップを時間料金の卓で使う店が多いです。現金ポーカーそのものではありませんが、ブラインドが一定で離脱できる点はリングと同じです。
トーナメント
全員が同じ参加費を払い、同じ量のチップで始まります。ブラインドが上がるので、待っているだけでは持たない。終盤はスタックの大小が、次のアクションを強制します。
賞金は上位だけです。バブル(賞金圏の直前)では、チップの増減より「落ちないこと」の価値が跳ねます。立ち回りはバブルの戦略、スタックとポットの比はSPRです。
1テーブルで完結するのがSit & Go、多数テーブルで始まる大規模がMTTです。どちらもトーナメントで、チップは現金ではありません。ヘッズアップまで残れば、1対1の打ち方に切り替わります。
どちらを先に打つか
ルールを覚えるならリングです。ブラインドが動かないので、役とポジションとポットオッズに集中できます。アミューズメントの定額卓も、この型です。
大会の雰囲気を先に知りたいなら、小さなSit & Goです。MTTの長丁場は、ブラインドアップとICMが乗ってからにしてください。ミックスゲームのHORSEやスカーニーは、リングでもトーナメントでも打てます。種類の入口はミックスゲームの選び方です。
よくある質問
トーナメントのチップは現金に換金できますか?
できません。価値は賞金テーブルの中にしかありません。途中で席を立つと、そのチップは捨てたことになります。
リングは途中で帰ってよいですか?
帰れます。手元のチップが、その時点の損益です。
同じホールデムなのに戦略が変わるのはなぜですか?
チップの意味が違うからです。リングは1チップの価値が一定、トーナメントは残り人数で価値が変わります。
アミューズメントはリングですか?
ブラインドが一定で離脱できるなら、型はリングです。チップを現金に戻せるかどうかは店のルールで、ゲームの進行とは別です。
リングはチップ=価値、トーナメントはチップ=生き残り。ホールデムの進行は同じでも、目的が違います。先に覚えるなら、ブラインドが動かないリングです!