はじめに
テキサスホールデムで勝つためには、「どのハンドで参加するか」を見極めることが非常に重要です。深く考えずに任意のハンドで参加し続けると、負けが重なってしまいます。逆に、強いハンドだけで勝負できれば自然と勝率は上がります。
この記事では、初心者の方が「スターティングハンド(最初に配られる2枚のカード)」を選ぶ際に、押さえておくべき基本的な考え方や、実用的なポイントをわかりやすく解説します!
スターティングハンドの基本的な考え方
1. 強いハンドを絞ってプレイする
初心者のうちは、参加するハンドを「強いカード」に限定してみましょう。強いハンドの代表例は、
- AA、KK、QQ、AK、AQ、AJ
といったものです。
このようなハンドはプレミアムハンドと呼ばれ、フロップ以降の展開でも有利に戦いやすく、初心者でもシンプルにプレイしやすくなります。
2. ポジションを意識する
テキサスホールデムでは、アクションの順番が固定されており、「ポジション」が非常に大事です。
- ボタン(BTN) や カットオフ(CO):最後にアクションできるため情報量が多く、有利なポジション。若干広めのハンド範囲で参加してもOK。
- アーリーポジション(UTGなど):最初に行動するため情報量が少なく不利。ここは最強クラスのハンドでのみ参加するほうが無難です。
ポジションが後ろになればなるほど、相手の行動を見て判断できるため、参加ハンドを少し広げることができます。
ポジションについてはこちらの記事で解説しています!
3. スーテッド(同じスーツ)やコネクター(連続した数字)の価値
同じマーク(スート)のカードや、数字が続いているカードは、ストレートやフラッシュなど強力な役を狙いやすくなります。ただし、初心者の段階では「5-4スーテッド」や「9-8スーテッド」のような微妙なハンドは、ポジションが良い場合を除き、参加頻度を控えたほうが無難です。
最初はプレミアムハンドの組み合わせ中心で、慣れてきたら少しずつこうした「潜在的な強み」を持つハンドを試してみましょう。
初心者におすすめのスターティングハンド例
アーリーポジション(UTG付近)
- AA、KK、QQ、JJ、TT
- AK(スーテッド、オフスート)
このエリアでは、確実に強いハンドだけで参加します。これにより余計な損失を防ぎ、初心者でも安心です。
ミドルポジション
- 上記に加え、AQ、AJ(できればスーテッド)
- 99、88、77といった中~小ペア
- AJs、KQs、QJsなど、強めのスーテッドコネクター
ミドルになると少し範囲を広げてもOK。強めの絵札カードや中ペアで参戦を増やすことができます。
レイトポジション(CO、BTN)
- ミドルポジションでの範囲に加え、A10、KJ、Q10(スーテッドならなお良い)
- 66~55程度の小ペア
- 一部のスーテッドコネクター(9-8s、8-7sなど)
レイトポジションでは、相手のアクションを見てから参加できるため、ハンドレンジをさらに広げられます。ここで徐々に冒険してみるとよいでしょう。
なぜスターティングハンドを絞ると良いのか?
初心者が陥りやすいミスの一つに、「どんなハンドでも参加してしまう」というものがあります。一見、なんでもプレイするとチャンスが増えそうですが、実際には不利な状況にお金を入れることが多くなり、ロスが膨らみます。
強いハンドだけで参加すれば、相手との対決で自然と有利な立場になりやすく、フロップ以降の判断もシンプルになります。「強いハンド → 攻める」「弱いハンド → 降りる」というシンプルな軸が、初心者の成長を助けるのです。
まとめ
テキサスホールデムで勝率を上げる近道は、「スターティングハンド選び」を最適化することです。初心者のうちは、強いハンドに絞り、ポジションを意識することで、無駄な損失を防ぎ、堅実なプレーが可能になります。
慣れてきたら、徐々に参加するハンドを増やしてみたり、スーテッドコネクターでトリッキーなプレイを学ぶといいでしょう。まずは基本に忠実に、強いハンドで自信を持って勝負する習慣を身につけましょう!