セブンカードスタッド

セブンカードスタッドのルールを徹底解説!

セブンカードスタッドのルールを徹底解説|クラシックなスタッド系ポーカーを楽しもう!
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はじめに

セブンカードスタッドは、テキサスホールデムやオマハとは異なるスタッド系ポーカーの代表的な一種です。各プレイヤーには合計7枚のカードが配られ、その中から5枚を使って作る最高の役で勝負します。

クラシックなゲームでありながら奥深い戦略性を持ち、「一生かけてもマスターできない」と言われるほど多彩な駆け引きが楽しめるポーカーです。
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基本ルールとゲームの流れ
リミットゲームが主流

セブンカードスタッドは、リミットゲームが一般的です。

例:$2/$4リミットのゲームでは、最初の2回のベッティングラウンド(3rd&4th Street)は1回あたり$2単位、以降の3回のベッティングラウンド(5th, 6th, 7th Street)は$4単位でベットを行います。

ポットリミットやノーリミット形式のスタッドは、現在は提供されないことが多いです。

各プレイヤーへのカード配布
  • 最終的に各プレイヤーは7枚のカードを受け取ります。
  • そのうち5枚を使って、最強の役(通常のポーカー役ランク)を作ります。
  • 役のランクは通常のホールデムと同じ「ロイヤルフラッシュ~ハイカード」までです。
🎲
ゲームの進行
1
ゲーム開始:アンティ

ゲームが始まる前に、プレイヤー全員がアンティと呼ばれる小額のチップを出します。

例:$1/$2のゲームでは、アンティが$0.15など(テーブルのタイトルバーなどに表示)。

このアンティは「参加費」としてポットに投入されます。

2
3rd Street(サードストリート):

各プレイヤーに3枚(2枚は伏せ、1枚は表を上にした状態)配られます

配布カード:
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A♠

ブリングイン:

アップカードが最も低いランクのプレイヤーが、強制的に「ブリングイン(Bring-in)」という小さなベットをします。

もし複数人が同じランクなら、スートの強弱で決定(クラブ<ダイヤ<ハート<スペードの順で弱い→強い)。

ベッティングラウンド:

ブリングインを行った人から、時計回りにアクションが進みます。各プレイヤーはフォールド/コール/レイズなどを行い、最初のベットラウンドが完了します。

3
4th Street(フォースストリート):各プレイヤーに1枚の公開カードが配られます。
配布カード:
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?
A♠
K♥

アクションを開始する人:

表向きカードの組み合わせで最も高い役を示しているプレイヤーが最初にアクションします。例えば、アップカードだけでワンペアを作っている人がいるなら、その人が最初のアクションを行います。

ベット金額:

3rd Street同様、まだスモールベット($2/$4ゲームなら$2)の段階。ただし、一部例外(”4th Streetでペアを見せたときにビッグベットを打てる”など)あり。

ベッティングラウンド:

プレイヤーはチェック、ベット、レイズ、コール、またはフォールドを行い、ラウンドを完了します。

4
5th Street(フィフスストリート):各プレイヤーに1枚の公開カードが配られます。
配布カード:
?
?
A♠
K♥
Q♦

アクション開始:

最も高いアップカードを持つプレイヤーがアクション開始します。

ベット金額:

ここからビッグベット金額に上昇します。$2/$4ゲームなら、この時点以降のベットは$4単位になります。

5
6th Street(シックスストリート):各プレイヤーに1枚の公開カードが配られます。
配布カード:
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?
A♠
K♥
Q♦
J♣

アクション開始:

最も高いアップカードを示すプレイヤーからアクション開始します。

ベット金額:

ベット金額はビッグベット単位($4)です。

6
7th Street(セブンスストリート、リバー)
配布カード:
?
?
A♠
K♥
Q♦
J♣
?

最後のカード:

最後の1枚は伏せて配られます(計7枚。伏せ3枚、表4枚)。

アクション開始:

再び最も高いアップカードを持つプレイヤーが最初にアクションします。

最終ベッティングラウンド:

ここでもベットはビッグベット単位。全員のアクションが終了したらショーダウンへ。

7
ショーダウン

最後にベットまたはレイズをした人が最初にハンドを見せます。誰もベットしなかった場合は、テーブルの座順に従います。

各プレイヤーは7枚のうち5枚で役を作り、その最強役で勝負します。

勝者が確定したらポットを獲得し、新しいハンドが始まります。

💰
ベット方法について

セブンカードスタッドでも他のポーカーと同様、以下のアクションが可能です:

  • フォールド:ハンドを諦める
  • チェック:賭けがない状態で続行
  • ベット:まだ誰もベットしていなければ、自分でベット額を出す
  • コール:誰かがベットした額に合わせる
  • レイズ:ベット額をさらに上乗せ
ただし、リミットゲームなので、1回のベットやレイズの金額は事前に決められています。
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その他のルールや例外
ブリングインの決定:スート順

アップカードが同じランクの場合は、スート順(クラブ<ダイヤ<ハート<スペード)でブリングインを決定します。これはブリングインのためだけで、ショーダウン時の役比較には使いません。

ショートスタックのブリングイン

サードストリートでブリングインすべきプレイヤーがアンティだけでオールインすると、最低限のブリングインができない場合があります。その場合、ブリングインの権利は時計回りに次のプレイヤーへ移動します(アップカードのランクは問わない)。

フォースストリートでのペアオプション

4th Street(フォースストリート)でプレイヤーがアップカードでペアを完成させている場合、ビッグベット額を選択可能(例:$2/$4ゲームではいきなり$4をかけられる)。これが行われると、そのストリートの残りはビッグベットが使用されます。

カード不足時のコミュニティカード

8人対応で52枚のカードを使用するため、稀に7th Streetでカードが足りなくなることがあります。その場合、最後のカードは1枚をコミュニティカードとして表向きに配られ、各プレイヤーがそのカードを共有します。

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セブンカードスタッドを楽しむために
  • 役のランキングは通常のポーカーと同じなので、「ロイヤルフラッシュ」が最強、以下ストレートフラッシュ~ハイカードまで。
  • それぞれのベットラウンドで配られるアップカードから、相手の可能性を推察する戦略がカギ。
  • リミット制であるため、オールイン合戦が少なく、1ストリートごとにじっくり読み合いをするのが魅力。
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まとめ:クラシックなポーカーを一生かけてマスターしよう

セブンカードスタッドは、「テキサスホールデム」「オマハ」とはまた異なる、スタッド形式の古典的ポーカーです。その奥深さから「マスターするのに一生かかる」とも言われますが、それだけにカードの読み合いやベットラウンドごとの変化をじっくり楽しめるのが醍醐味です!

  • 手札7枚のうち5枚で役を作る
  • アップカードと伏せカードのバランスを活かした駆け引き
  • リミットゲームならではの細やかなベット合戦

ぜひセブンカードスタッドをプレイして、そのクラシックで奥深い世界を味わってみてください!

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